オモコロの「Diggy‐MO'が言ってないこと王選手権」をオススメしたいブログ

お久しぶりです。1年半更新しないブログってなんなんですかね。なんなんですかね。

 

さて、今日は2020年で一番面白かった動画について語ります。7月下旬まで過ごしてみたけど、たぶんこれを超えるのはないと思ったので決定です。当確でました。

 

これです。

 

 【言ってたらダメ】『SOUL'd OUT』のラッパー Diggy MO'が言ってないこと選手権! https://youtu.be/5tjfED7tJSU

 


【言ってたらダメ】『SOUL'd OUT』のラッパー Diggy MO'が言ってないこと選手権!

 

オモコロ、ARUFAと恐山をちょっと知ってるくらいで時たまバズってるのを横目に見る感じだったんですが、去年からyoutubeチャンネルをやってていろいろ面白い動画有りますね。なかでもこれは刺さる人には刺さるネタでクソ面白かったです。

 

どんだけ面白いかは動画を見てもらえればわかるとは思うのですが、なんかそれぞれの持ってるDiggy観が面白くてちょっと考察してみたくなってしまったので、筆を手に取りました。以下くそさむ解説なので、本編動画見て気になった人だけ読んでください。オススメはもう終わりましたので、ここからはタイトル詐欺です。

 

企画説明の段階でぶっ飛んでますが、Diggy-MO’のザックリした紹介、概要欄で公式の動画への誘導もやってます。リンクの動画はDiggy-MO’ソロのベスト盤収録の最新曲(といっても1年前)の「GOD SONG」。

https://www.youtube.com/watch?v=YqTKtp7hdTc

穏やかな曲調ですがDiggy-MO’ソロのヤバいところがガンガン出てる感じでいいですよね。この企画見てDiggy知った人も一聴してなるほどってなりそう。個人的にはもっとJUVESとかイケイケの曲に誘導してくれてもと思いましたが、まぁ最新曲の方がいいかな。あとヒプマイの楽曲提供の話とかしてくれてもよかったかも。コメントにもありましたが、名前のテロップの黄色バックに筆文字がちょっとヒプマイ意識してるところありそうですよね。

 

【加藤】

歌い方の特徴はすこしつかんでますよね。そんなに韻を踏んでない語りっぽい雰囲気のところ真似してる感じ。ALIVEの最初みたいな。

https://www.youtube.com/watch?v=EiQlBiGet1s 

Diggy-MO’って結構鼻濁音みたいな声出すときありますよね。最後の「わぁ~」のところとかそこを真似しようとしてる感。女龍・庭喰といった無い言葉を使って、Diggy-MO’が言ってない感を出してる感じ。審査の際の「でもDiggy-MO’も無い言葉使うから」は納得しかない。あと膝小僧ペロペロのくだりみたく、歌詞聞き取れたとしても「いやそんなこと歌わんやろ」って思ったことをマジで歌ってるってパターンありますよね。特にDiggyソロ。

 

ダ・ヴィンチ恐山】

ヒップホップに疎いという話に始まりますが、ツイッターで長谷川白紙の話してたり音楽は好きっぽいですよね。「通ってんだろ」ってフレーズはDiggy-MO’頻出フレーズの「わかってんだろ」のオマージュかな。Diggy-MO’に限らずC’monが公文に聞こえるってのはよくあるネタなので、そことラッパーというキャラクターとのギャップで攻めた感じですかね。そして極度にボソボソ語りです。確かにDiggyも歌詞ないところの語りこんな感じのときあるけども。

ただ偶然ですが、この数か月後にDiggy-MO’が受けたネットメディアのインタビューで「子供の頃のピアノの稽古が人生で一番つらかった」というエピソードが出てきて、むしろ正解だった(言ってない王なので不正解か)ということが発覚して俺の中ではテンション爆上がりでした。ほんとに偶然でしょうけど。

 

 

Diggy-MO'インタビュー記事 https://www.yaruki-lab.jp/diggy-mo/

 

【原宿】

ノリノリで良い。最初の「猿見たことない骨ガメている」のフレーズはDiggy-MO’ソロの「Lovin’ junk」のAメロっぽくないですかね?

https://www.youtube.com/watch?v=mw35ytZY0RY

Diggy-MO’のラップってホントに耳に残るので、おそらくリサーチして聴いたフレーズを無意識にパクっちゃったパターンな気がしますね。最後のyeahも含めてかなりDiggy感でてます。

 

【ARuFa】

ラップバトル風のネタ動画からボカロPまでやってますし、一番音楽的素養あると思われるARuFaさん。リスペクトが足りないとネタ振りしてがっつり肛門をかまします。「ko ko 肛門」「トントントン相撲」とDJエフェクト的に繰り返す感じはDiggyっぽいですね。TONGUE TE TONGUEとか1,000,000 MONSTERS ATTACKのデベデベデの感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=09_oyT3ThiE

「上で」「身勝手な」「dee」の歌い方の癖も意識してる感じで良い。「ちゃんと聞き取れた。聞き取れないのがDiggy-MO’だから」という講評もぶっ飛んでて面白かったですね。

 

【まきの】

ディギモ花占いです。ある種一番diggyをサンプリングしているところがありますよね。ウェカピポとア アラララァ ア アァ!と。

https://www.youtube.com/watch?v=2IZbzRj3CJk

最初の「せんぱぁい」の言い方がdiggy-mo’すぎて笑った。あと花占い部分が長いところで「花びらが多い」じゃなくて「花弁が多い」って突っ込むのがオモコロっぽさあるよね。ちょっとインテリというか。

 

【山口】

シュールの塊で狂っててヤバかったですね。最初の「アッ↑ウー アッ↑ウー」のところだけ1,000,000 MONSTERS ATTACKみがありましたけど、あとは狂気。

https://www.youtube.com/watch?v=X_TF2U-cDrc

「遅空間。遅い空間ですね」と言われて納得してるガヤも狂ってるってコメントありましたけど、まさにですね。実際のDiggy-MO’は2019年にデビュー20周年です。

 

【長島】

大爆笑が起こった優勝作品。文字で解説しても伝わらなそうなので書けないんですが、各人それぞれにあったDiggy-MO’的要素である「DJエフェクト的な繰り返し」「歌い方の癖・崩し方」「ありそうで無い斬新な歌詞・フレーズ感」を高次元で組み合わせて、最終的に「言ってないこと」にするという離れ業をやってのけてます。最初「Diggy-MO’はリリシスト」とネタ振りしておいてこれなのでぶち壊れてますよね。やはり「ガリバー」の歌い方が秀逸。このガリバーで他のよくわからない歌詞も丸め込めてますよね。納得の優勝。

 

永田さん含めみんなある種のDiggy-MO’観を持ちながら審査やツッコミを入れてるのが面白いですよね。やっぱり今は亡き2chとかまとめサイトとかが全盛期だったころにSOUL’d OUTの歌詞を半角カタカナで書くネタとか結構いじられてたので、その辺の世代のネットメディアの人には共通認識あるんですかねDiggy-MO’。とにかく愛のある面白動画でした。タイトルのDiggy-MO’の綴り、ハイフン抜けてるけどね。

 

以上、くそさむ解説でした。これもコメントからの引用ですが、「Diggy-MO'が言ってないこと王選手権」じゃなくて、「全人類が言ってないことをDiggy-MO'風に言う王選手権」ですよね。この企画の横展開が欲しいですよ。平沢進が言ってないこと王選手権とか。やってほしい(絶対面白くない)

 

久々のブログすぎて勝手がわからん。僕としては一時期ハマってたMCバトルも最近そんなに観なくなってきてるし、ラッパーの音源も近年はミソシタとwebnokusoyaroしかラップ聴いてないので雑な解説になっちゃいましたが、ラップ語りも時たましたくなるんすよね。ラップって具体的な思想が歌詞に表れがちなので、考察とか比較的やりやすいですし。あと、もっとVtuberへのクソデカ感情とかをことあるごとに書き留めて遊んだほうがいいんかな。それか普通のyoutuberでもいいけど。最近はカプリティオチャンネルとスピードワゴンの小沢のチャンネルが好きです。